今日のグローバリゼーションの流れの中で広義の「信頼性」は、その概念を拡大しつつあります。それは、ディペンダビリティ(可信性:Dependability)という用語でJISとして正式に認定され、規格IEC 60300-3-15 Ed. 1.0.2009(b)に沿って、対象とする機械設備・システムを評価・審査・格付けする時代を迎えています。 このディペンダビリティ性を評価するためには、@信頼性(Reliability)、A保全性(Maintainability)、B支援性(Supportability)という3つの観点に、C効率性(Effectiveness)を加えて機械設備・システムの設計・製造・検査段階、および現場設置後のライフサイクルを通して多面的に、かつ総合的に評価できる新たな劣化診断・予測技術が必要です。なお、ここでのB「支援性」は、遠隔監視制御機能を指します。
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